映像の世紀
昨日、NHKで
チャップリンとヒトラーの番組を見た
「独裁者」は、子供の頃、
テレビの洋画劇場で父と見て
大きな風船の地球儀を滑稽に戯れる姿を訳もわからず面白おかしく見ていた
昨日、映画エンディングの
最後の最後に撮り直された
チャップリンの本当の意味を知る
涙が止まらない
兵士の心に訴えかける
あの心底からの言葉
あのころ、
隣りで観ていた父には
わかっていたのだろう
説明も質問もなく
ただ学校から帰った
午後の名画座番組を
非番の父と見ていた記憶だけ
自分が死んでも
100年後にまた独裁者が現れる
と秘書に言い残して
最期に自決したヒトラー
素晴らしいはずが
あやまちを繰り返す
なんと愚かな
生き物なのだろう
偶然で必然
チャップリンとヒトラー
自分の記憶と合わさって
忘れられない番組を見た
🥸🪖🥸🪖
それにしても
ビデオもない時代に
暇さえあれば父はテレビで
洋画ばかり見ていたな
「ひまわり」も
「アラビアのロレンス」も
ヒッチコックも‥なんでも
良かったのかな
もう今となっては
聞くことも出来ないけど