おうちの番人
工事3日目
今日も仕事を休めない私の代わりに
娘が来てくれている
小さな頃から
働く私の代わりに家のことをしてくれた
人づきあいが苦手て
いつも家でもんもんとしていた
弟である息子とは真逆な性格
娘につけられた称号は「おうち警備員」
年子の二人は保育園でも小学校でも
姉弟ではなくよく兄妹に間違えられた
やりたい放題の弟の面倒を見て
老老介護だった義父母の身の回りのことも
自然体で手伝った
いつのまにか
私の老いを心配する歳になっていた
母の老いを見て介護をしてきたから
自分の老いにも気づきがある
やっぱり人は持ちつ持たれつ
小さかった足が
いつのまにか私の支えの一つになっている