次、降りる駅ですよ。
スマートな都会
通勤電車で
最近になく声高に話す中年男性の声
母の郷里である東北ことばに似て聞こえる
何やらお怒りのご様子
「なんだなぁ、
うんともすんとも言わんのさぁ。
ケータイ見たまんま」
もう一人の男性に訴えている
「〇〇に行きますか、って聞いてもヨォ〜。
ウンでもスンでもないべ。
しらねぇなら「知りません」
も言わねえの💢」
遠くて姿は見えないが、ほぼ満員の車両の誰もが下を見ている。
ああ‥。東京あるあるだ。
特にこの路線は利便性からここ10〜20年の再開発で人口がさらに激増。新興住宅地としてほとんどが他所から移り住み暮らす。私のように60年近くも生息する原住民には自信満々の新人種が眩しく見える。
東京と近隣県を結ぶこの私鉄。掲げるスローガンの「おもてなし」や「思いやり」は、公共性や人のつながりよりも顧客開拓、ビジネスで採算が取れるかどうかで客を仕分けているように感じてしまう。
この沿線の多くの人たち、知らない人と関わりたくない空気は至る所に流れているのだ。
目の前の人よりsnsと繋がっているほうが
安心なのかもしれない。
Go Toで遠くに行きたい人は
かけがえのない風景を見たいのと
人とのふれあいを
渇望しているのかもしれない。
都民ではないので生意気は言えないが
東京はスマートだと思うけど
乾いてカラカラになるという部分もあるから。