shizukanakurashiのブログ

人生の砂時計 のこりの一粒まで自分らしく生き生きと

衣替えのエール✨📣

  朝ドラの「エール」を見てふと思う。


  父や母、義父や義母そして、祖父母たち


  命からがら 物のない時代を過ごし

  そして 戦後の好景気に至って

  なんでも買える時代を生きた

 

  激動の時代を生きた分

  本当に物を捨てないツワモノたちだった


   👣  👣  👣  👣  👣

  

   空いたお菓子の缶


  20年30年はあたりまえに

   たんすには、かけっぱなし

      いつか着るよそ行き服

  

  来客用にと一度も使わない 

            布団の山

 

  旅館ができるほどの何でも

        セットものの瀬戸物   


  引き出物の鍋、アイデア販売の鍋に

               餅つき機

      

  捨てる日が来ることなんて

   夢にも思ってなかったのだろう



  父の部屋の幾つもの段ボール箱には

  駅前で配っていたいろいろな名前の

  消費者金融やパチンコ店の

  ポケットティシュが 

  隙間なくギッチリ整然と

  詰め込まれていた。

 


   裏が白いチラシは

   同じ大きさにカットして

   角をキッチリ揃えて輪ゴムで

   束ねられ

   あっちの引き出し

   こっちの引き出しで

   出番を待ち続けていた。



   父が亡くなるもっと前から

     いつからか

   空気は固まったままだった

   私が小学校の家庭科で作った

   クロスステッチのクマさんの刺繍の

   テーブルクロスが鳴らなくなった

   トランジスタラジオに

   もう何年も掛けてあった

   父はどちらも捨てないでいた


   捨てる理由が見つからなかったのだろう


 

   そして何の準備もしないまま

    あれよあれよという間に旅立った


   義母そして義父 父のときも

     誰一人 片付けに来なかった


   片付けをするのは私一人だった、


   私がやらずに誰がやる

        自分は片付け請負人✨


    自分にエールをおくった

     これは使命だ、と。

   

 

     遺品整理をしていると

      止まってしまった時が

     さらさらと動き始める瞬間を

      幾度となく見た 🕰

      



    本や専門家に聞かなくても

    学んだことは山ほどあった 


     ブログにも

    皆さんが書かれているとおり


   

  さて、話が長くなってしまいましたが



   👗 👚 👕 🩳 👒 🧦 🧳 🎒



    大破したわけでもないけど 

     出番の無かったものを

     季節の合間に処分する

   



   もうしばらく置いておこうなんて 

       言い始めると

    ボロが気にならない私は

    捨てる山から引っ張り出して

     結局ものが増えたりする 👻



    まわりの物ひとつひとつに

    心と目が行き渡るように 

    際立たせるように 

    余分なものは手放していくのだ

     

    粗末なものでも必要なら残す


   



    ああ あの時 あそこで着てたな 

     なんて

     ひとときの供養をしたら


      潔く捨てようと思う🙏