shizukanakurashiのブログ

人生の砂時計 のこりの一粒まで自分らしく生き生きと

自分の原点

自分の名前は

 どうつけられたか




それぞれあると思うけど


こうゆう人になって欲しい

  とか

家代々の字を受け継ぐ

  とか


子供のころ父に尋ねたら

「山の名前」

  と腑に落ちない返事


 細かい説明も無し


美しくとか、幸せにとか

優しい子にとかじゃあないんだと


そっけない返事に

  少しガッカリした。


今や

アニメの主人公にあやかって

という親の思い入れも

あるあるの時代か‥


厳しいところもあった父

成長しても

あんまり深く聞いたことが

なかった

今となっては母は私の顔すら

覚えていないし




ふとした事で

自分の原点が降りてきた


この山は丘のごとく低く

近くに

風光明媚で有名な山があるため

観光地という立場でもない


山頂は木に覆われ

  景色も一望出来ない と


だけど

震災のとき

津波から逃れるために

多くの人がここを目指し

津波は麓まできていたけれど

ここでは多くの人が

命をとりとめたそうだ


この歳になって

ふとしたことで

この事実を知ったとき


泣いた


単なる偶然の連続


だけどこれが

父からのメッセージだと思う


目立たなくていい

人に親しまれ

人を助ける人間になりなさい


今は麓に公園も作られ

花を楽しみに人が来る地と

なっているらしい


若き日の父は

この山か好きだったという事実


お盆のころに

コロナが落ち着いていたら

行ってみたいな




「いい陽気になったのう」


「親子で

  日向ぼっこ かな」