いききる
母の入所している特養へ
看取り介護についての
勉強会に行ってきた
人が人らしく
老いて
命を生ききって
焚き火が消えるように
木が枯れていくように
穏やかに
その人らしい最期を迎え
今まで共に過ごした人たちに
命の卒業式をしてもらって
旅立つという姿
私が今まで付き添った
近親者たちは
管や機器をたくさん
付けて
機材のメーカーが
命の尺度みたいな
最後だった
命が終わると
すぐさま病院から出す
という慌ただしい
記憶ばかりが残っている
どちらが良くて
どちらが正しい
わけでもない
それぞれ
さまざま
そしてコロナ禍のなか
選ぶ余地すら
無いかもしれない
親のことを聞きに行って
自分のことにも
置き換える
良い機会となった
明日も頑張ろう