一日一花
日曜日の朝の情報番組で
切り花の定額制というのを見た。
以前から侘び寂びの世界を生ける川瀬敏郎さんの「一日一花」や、野の花たちを日常にさりげなく添える雨宮ゆかさんの日々花「花ごよみ365日」に憧れていた。
花を飾りたいけどなかなか一本という買い方ができないでいた。
日比谷花壇といえば良質でセンスの良い高級なイメージのお花屋さん。一日一本。一日一花。
毎日通ってもひと月イイハナ=1187円。
3月の外出自粛で花の消費が激減しているための策だろう。
しかも最初の一か月は半額!。
毎日、会社帰りの道にお店があったのは幸いだった。
逼迫する感染者数の発表に気が滅入るなか
足早に帰る部屋が少しだけ明るくなった気がする。
日本中のみんなを笑わせて明るくしてくれたかけがえのない命が病に奪われた。
行き場のない悲しみに今日の一花を捧げたい。