東京時間
朝、
多摩川がキラキラ光る景色
が好きで、
定年まで都内に通勤した.
都会に憧れたわけでもないが
短大の2年間も毎日川におはよう、
ただいまを心の中で言っていた。
思えば、高校では
昭和の青春ドラマよろしく
部活のランニングといえば、
対岸に東京をぼんやり見ながら
川原の遊歩道を走っていた。
川をへだてて
都民、県民という意識は全く無く
川は生活の一部だった。
会社を卒業して
あらためて自分で生活を選んだ
県のはじっこに暮らし
コウモリ生活※してたけど
せっかくだから県民になりきるのも
いいかなと
※ 住所は県民、情報は都民
行政は県民、遊び•買い物は都民
バイリンガルというか
いいとこどりというか‥
このところ、
つくづく感じるのは
東京に渡るのは
ときどきでもいいかな
という感覚
入らせてもらうという感じ
圧倒的な量の人流と
秒針刻々の時間の流れ
若いときには感じなかった
ちょっとした緊張感
ここも都会といえば都会なので
のんびりとは言えないが
またあしたやればいいさ
みたいな気持ち
これは
私限定の思いかもしれない
こういうことをふと思ったのは
きのう届いた
市民税・県民税の
納税通知書のせいかな